ミツバチのお世話に行きそびれたのである!!!
それはミツバチ師匠に「そろそろお世話に行きたい!」と訴えた翌朝のことであった。
「今日これからミツバチ行くことになったんですけど、、」という師匠からの電話。もちろん、第一優先はミツバチだけれど、、今日だけはダメだ。今日は2月中旬からコツコツ修理してきたサバニの進水式(内輪で)なのだ。なぜ、今日なのだ! 「(師匠)そういうふうに決まっていくので、、」分かります。私もそういう生き方をしていますから、分かります。
ということで、仕方ない。今回のお世話には同行できなかった(残念すぎる!)。それだけではブログにならないので、今回は内輪で行われた進水式のことを少し書くことにしたい。
サバニ。「サバニはサバンニ‥さめのむね からきた言葉。ということらしいです。」(五味屋社長のサバニ日記より)サバニはとにかく美しい舟なのだ。漕ぎ手は10人。鐘打ちが1人、舵取りが1人。合計12名が乗り込む。毎年6月のユッカヌヒーには各地でハーリーが行われる。らしい。珊瑚舎スコーレも毎年馬天のハーリーに参加してきた。らしい。
そして、珊瑚舎スコーレは今年、古いサバニを手に入れた。それは南城市の体育館裏でゴミ箱のようになっていた。そのゴミを出し、ボロボロになっていたサバニに手を入れて再生させたのは、三線その他諸々の師匠のたけちゃんと、珊瑚舎スコーレ卒業生の五味屋社長である。いや、この二人が中心となり、沢山の人が関わってサバニは再生された。
2ヶ月以上かけて雨の日も風の日もかんかん照りの日も地道な作業を繰り返し再生されたそのサバニの進水式を、どうして外せよう!
沖縄が梅雨に入る前日の5月10日、コロナの影響下、必要最小限の規模で進水式は行われた。サバニはがんまりから海へ運ばれ、神様に祈り、海に浮かべる。サバニに描かれたのはトゥビュー(飛魚)である。かっこいいのである。
ハチロッカーも初めてのサバニ漕ぎを経験した。難しかった。でももっともっと漕いでいたかったし、もっともっと上手く漕げるようになりたかった。つまりは魅了されたのである。翌日肩や腰が痛いくらいなんだ。今年はハーリーもほとんど中止になってしまったが、練習するぞ!
ともあれ、長かった修理、ご苦労様でした。無事進水できて本当によかった。トゥビュー号、これからもよろしく。
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